ドッグフードと愛犬の健康

粗悪なドッグフードって

穀物の比率が大きいドッグフード

粗悪なドッグフードは、穀物の比率が大きいことが極めて多いです。
何故かといいますと穀物は安価で手に入りますし、また犬にとっては消化しづらいので腹持ちも良いからです。
つまり、業者に入る利益が大きくなる要素が詰まっているのが穀物の比率が大きいフードです。
しかし、先述のように犬は穀物の消化に適していません。
ですので、穀物の比率が大きいフードを日常的に食していると消化不良を起こしてしまいます。
また、殆ど消化されること無く腸に運ばれるため便秘や下痢の慢性化に繋がりますし、そういった便の不調は犬にとってもストレスになり抜け毛の原因にもなります。
つまり、穀物の比率が大きいフードが粗悪である理由は、犬の健康を大きく損なう事につながるというところにあるのです。
ですが、犬自身は穀物であっても喜んで食べてしまいます。
そのため、犬の健康に悪いということに気づかずに与えてしまうという飼い主が非常に多いのです。
気になる方は、一度ドッグフードの原料を見直してみましょう。

賞味期限が長いドッグフード

賞味期限が長いドッグフードも、粗悪である可能性が高いです。
何故かといいますと、保存料が多く使われている可能性があるからです。
保存料もまた、添加物の一つです。
添加物は化学成分であることが殆どで、アレルギーの原因にもなります。
エトキシキンやBHA、BHTが特に有名ですね。
どのような症状かといいますと、一般的には抜け毛や皮膚の炎症、あるいは涙やけなんかが多いようです。
どのくらいの賞味期限が長いといえるのかといいますと、「半年~1年」ですね。
半年以下であれば、保存料が使われていたとしても天然由来成分である物が殆どなので危険性は極めて低いです。
こういった異様に長い賞味期限が設定されているフードは主に「ドライドッグフード」です。
元来、保存が効く総合栄養食として考案されたフードなので「より長く保存できるように」ということで保存料を入れてしまうんでしょう。

「ミール」が含まれているドッグフード

ミールが含まれているドッグフードも粗悪品です。
犬にとってもっとも健康によいドッグフードというのは「高たんぱく」なドッグフードです。
犬の内臓はたんぱく質を消化するのに長けているため、高たんぱくであれば内臓への負担がかなり軽いのです。
しかし、そんな高たんぱくなフードの中でも注意が必要なのが「ミール」なのです。
ミールとは、畜産動物を粉砕して作った加工肉のことです。
コレには肉だけでなく体毛やツメ、そして背骨など狂牛病の原因になりかねない危険な部位の骨粉も含まれているのです。
ですので、原材料にミールと書かれているフードは避けた方が良いです。
手作りドッグフードも「粗悪な食」となってしまう危険性アリ 手作りドッグフードであっても、粗悪食となってしまう危険性があります。
手作りドッグフードで使われる物の中でもっともポピュラーな材料が「鶏肉」です。
特にササミや鶏ムネ肉は、低脂質高たんぱくなので犬の健康にも良いです。

しかし、先日一部業者のブラジル産鶏肉が腐敗を隠すために薬品を用いていたことが発覚しました。
既に一部、日本に入ってきているというのですから驚きです。
このように、人間が食べられる物であっても危険性を孕んでいるため、手作りドッグフードを与えている方はそういったニュースに常にアンテナを張っておく必要があるのです。

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