ドッグフードと愛犬の健康

ドッグフードをブレンドするメリット

年齢に伴ったドッグフードの切り替えに便利

ドッグフードをブレンドすることにより、年齢に伴うドッグフードの切り替えが容易になります。
子犬の時分には、やわらかく高たんぱくなレトルトタイプがもっとも適しています。
コレは、顎の力や歯がまだ未発達だからです。
このときに無理をしてハードなドライドッグフードを与えてしまうと噛み砕くことが出来ず丸呑みしてしまい、消化不良や栄養不足の原因になるので、成長の妨げになってしまいます。
なのではじめはレトルトタイプのドッグフードから慣れさせていくというわけです。
そして一歳を向かえ成犬の仲間入りを果たした頃にドライドッグフードに切り替えていくのですが、いきなり変えてしまうとなかなか食べてくれません。
ですので、レトルトタイプのドッグフードとドライドッグフードをブレンドして与えるのです。
そうすることで普段食べている物ということで安心感が出て、ドライドッグフードも食べてくれるようになります。
そして徐々にレトルトタイプのフードを減らしていき、切り替えるというわけです。

足りない部分を補う

ドッグフードのブレンドは、足りない部分を補うのにも役立ちます。
先述のドライドッグフードとレトルトドッグフードのブレンドも、単に食べやすくするだけでなく「噛み応え」を補うという要素も含んでいます。
成犬になると、顎の筋肉や歯の強度も成長させる必要があるのでドライドッグフードを与える必要があるのです。
レトルトですと、やわらかすぎますからね。
ですので、レトルトのやわらかさの中にドライドッグフードの硬さをブレンドする事で、顎や歯の成長を促したというわけです。
栄養素を補うという点でも、ブレンドは重要です。
特に近年では、サプリメント面を重視したフードが販売されているのでフードのブレンドは一般的になってきています。
例えば、犬の関節を丈夫にするのに重要なグルコサミンを配合したサプリ系のフードと、日常的に食しているフードを混ぜて与えるという飼い主はかなり多いようです。

食いつきを良くするために用いる

そして、食いつきを良くするためにブレンドを用いると良いです。
特に、最近はブレンドを前提にしたフードも多くなってきています。
代表的な例が犬用チーズです。
犬用のチーズは塩分が少ないので健康にも良く、更に発酵乳であるため食いつきがかなり良いです。
オヤツとして用いることが多い犬用チーズですが、粉末状のものは普段のフードと混ぜることで食いつきが良くなる効果を発揮するのです。
ブレンドというと栄養を補うというイメージですが、使い方によってはまったく異なるメリットが存在するのです。

様々なものを食べるようになるので、好き嫌いが無くなる

ブレンドを用いることで、好き嫌いをなくすことも出来ます。
犬にとって、野菜は食物繊維や消化酵素を取り入れるのに重要な食材ですがコレを嫌う犬も多いです。
それは何故かといいますと、子犬時代に経験したことの無い食物だからです。
ですので、なるべく幼い時分から様々なフードをブレンドして与え、好き嫌いをしないようにしていく必要があるのです。

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