ドッグフードに混ぜた薬を残す
嗅覚が優れているのでばれる
そもそもなぜ薬を混ぜたドッグフードを残してしまうのかといいますと、犬の嗅覚が大変優れているからです。ですので犬用の薬は、匂いが殆どない物が多いです。
人間に用いる薬の場合、特に粉薬は独特のにおいを発していますが犬用はかなり弱いです。
しかし、それでも人間では感じることの出来ないほどの微量な匂いを犬は感じ取ることが出来ます。
ですので、フードに薬を混ぜても残してしまうのです。
特にばれやすいのが、粉薬ですね。
玉薬の場合は糖衣でコーティングすることが可能なので、例えばソーセージやパンに差し込むような形で与えれば難なく食べてくれます。
しかし粉薬の場合はフードに振り掛ける意外に方法は無いのでばれやすいのです。
ですので「薬を残してしまう」というケースは粉薬に非常に多いのです。
レトルトタイプと混ぜてみる
レトルトタイプであれば、薬との相性が非常に良いです。なぜかといいますと、まずレトルトタイプは水分量が多いです。
ですので、薬がフードに溶けやすいのです。
均一に混ぜ込んでしまえば匂いもフードと同化しますので、気づかずに食べてしまうということが多いです。
また、レトルトタイプはドライタイプと違い乾燥という工程を含んでいないため、素材そのものの匂いが強く残っているのです。
ですので、この素材の匂いが薬のにおいを打ち消し、犬の食欲を刺激してくれるので残さず食べてくれるわけです。
レトルトタイプは冷凍による保存も可能な物が多いため、薬を与えるような特殊な状況のために買いだめしておくことも可能です。
ヨーグルトと混ぜて与える
また、食事の後のデザートとしてヨーグルトを与える際に混ぜてしまうというのも有効な手段です。ヨーグルトもレトルトのフードと同じく、水分が非常に多いフードです。
ですので粉薬が混ざりやすいです。
更に、犬は発酵乳の発する独特のにおいが大好きですのでヨーグルトを好んで食べる性質を持ちます。
ですので、普通にフードと混ぜるよりも食いつきがかなりよく、与えやすいのです。
またヨーグルトは味そのものは酸味が強く、薬の味をごまかしてくれるという効果もあります。
ですので、例えば味にうるさいチワワのような犬種でも簡単に食べてくれるのです。
薬だけでなく、チーズも削って混ぜてみる
ヨーグルトと同じ発酵乳の、チーズもオススメです。匂いはヨーグルトより強いため、こちらはドライドッグフードに振り掛けるような形で使用します。
与え方としては、まずドライドッグフードと薬を混ぜておきます。
なるべく均一に混ぜると一層良いです。
そしてその上から削ったチーズをふりかけ、軽く混ぜるのです。
このとき与えるのはどのようなチーズでも良いですが、一般的なスライスチーズは塩分が多く含まれているので少量が良いです。
最近では犬用のオヤツとしてチーズが販売されているので、こちらを使用することをオススメします。
また、オーダードッグフードを販売している店舗の中にはチーズを用いた犬用のふりかけを販売しているお店もあります。
こちらを使うと、チーズを削るという手間も省けるので時短になるので大変便利です。
そもそも、病気にさせないのが一番ですね。 病気を予防するドッグフードについても知っておきましょう。