ドッグフードと愛犬の健康

年齢でドッグフードを切り替える

子犬の場合はやわらかい物を

ドッグフードには様々な種類があり、年齢によって向き不向きがあります。 子犬にはやわらかいタイプのドッグフードを与えてあげる必要があります。
何故かといいますと、子犬はまだ十分に成長していない箇所がいくつもあるからです。
先ずは、歯と顎です。
これらは食事をする上で非常に重要な機関ですが、そもそもここが成長していないので、硬いフードを与えてしまうと丸呑みしてしまうのです。
そうなると消化が行えないため、フードの殆どが便として排泄されてしまいます。
コレでは成長の妨げになってしまいます。
次に内臓です。

犬はたんぱく質を消化するのに長けている内臓をしています。
特に特徴的なのが胃で、胃には「ペプシン」という消化酵素が存在しています。
コレが肉の消化を助けてくれるのです。
しかし、子犬の場合はまだ成長途中であるため、成犬のような消化はまだ難しいのです。
それに加え、先述のように噛む力も弱いためフードが丸々入ってきてしまうと消化が出来ないというわけです。

成犬の場合は、硬いフードを徐々に与えていく

成犬した犬には、犬種にもよりますが硬いフードを与える準備をしていく必要があります。
柔らいフードのままだと、今度は歯や顎が成長しないためです。
これらの成長は、首の筋肉を発達させるのに非常に重要です。
かみ締めることで顎付近の筋肉が働き、それが首にも影響してくるからです。
そして硬いフードの中でも、高たんぱくな物を選んであげましょう。
筋肉や骨格の成長には、たんぱく質の摂取が不可欠です。
特にゴールデンレトリバーのような運動量の多い犬は、これらが成長しないと運動機能にも障害が出てきます。
そのため、オヤツを定期的に与えていくのも成犬になってからです。
この際にも、ジャーキーや犬用ガムのような硬いものを与えると効果的です。
あと、あまり知られていませんが硬いフードは犬の歯にある歯垢を吸着してくれる効果があるため虫歯にも効果があります。

老犬には、高カロリーなフードを

老犬には高カロリーのフードを与える必要があります。
何故かといいますと、歳を重ねていくと人間と同じように内蔵機能も低下していきます。
すると食事の量そのものも少なくなってしまうので、結果として一日に必要なカロリー摂取量を大きく下回ってしまうことにも繋がるのです。
必要分を下回ってしまうと、身体機能が見る見る低下していきます。
やせ衰えてしまい、場合によっては栄養失調になる危険性もあるのです。
ですので、少ない量で一日分のカロリーを摂取できるような高カロリーのドッグフードを与えてあげる必要があります。

与え方を切り替えるという方法

多頭飼いをしていると、そのようにドッグフードを切り替えていくことはなかなか難しいかと思います。
金銭面でも負担を強いられますからね。
ですので、与え方を変えていくという方法もご紹介しておきます。
といいましてもそんなに難しいことではなく、単にドライドッグフードをぬるま湯でふやかすという方法です。
こうすると、ドライドッグフードにも水分が入るためやわらかくなるばかりでなく、匂いも強くなるため食いつきも良くなります。
ドライドッグフードそのものは総合栄養食と呼ばれるほどバランスが良いので、与え方を変えてしまえば栄養バランスという面ではそんなに問題は無いのです。
(参考)
http://voiceisheard.com/hn.html
http://www.sumi-navi.jp/link/link11.html

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