ドッグフードと愛犬の健康

老犬にすすめたいドッグフードとは

カロリーの高いドッグフード

老犬には、カロリーの高いドッグフードを与えることをオススメします。
なぜかといいますと、老犬になると人間と同じ様に食欲が減退してしまう傾向にあるからです。
その原因の一つが、身体機能の低下です。
身体機能が低下すると運動量も少なくなり、例えば散歩をする距離も成犬の半分ほどになってしまう犬もおります。
また、関節などにも不具合が出てしまい、以前と同じような体の動かし方が出来なくなってしまうのです。
コレは食事の際にも同じことが言え、顎の力や歯の強さも現役よりも弱くなってしまうため、食べることすら困難になってしまうのです。
ですので、食事量が少なくなり一日に必要なカロリーすら摂れなくなってしまいます。
その状態を打破するためには、高カロリーなドッグフードを用いて少量でも必要なカロリーを摂取できるようにしてあげる必要があるのです。

高たんぱくなドッグフード

老犬にとって、高たんぱくなドッグフードは内臓の負担を軽減させてくれます。
歳を重ねると内臓機能も弱まってしまいます。
特に犬は肉食動物なので、一般的な穀物を含んだドッグフードは消化が難しく、老犬になるとなおさらです。
犬の内臓はたんぱく質、すなわち肉を消化するのに特化しています。
なぜなら、犬の胃には「ペプシン」というたんぱく質を消化する酵素が存在しているからです。
ですので、肉類の比率が大きいドッグフードを与えることが重要になってくるのです。
なので肉類の割合が大きい、たんぱく質を多く含んだフードを老犬に与えるべきなのです。
しかし、「ミール」と呼ばれる畜産動物を粉砕した加工肉(ツメや骨粉も含まれる)を含んでいるフードは消化が難しく内臓に負担をかけるので注意が必要です。

乳酸菌を含んだドッグフード

そして、内臓の中でも排泄に重要な機関「腸」の働きを改善する乳酸菌を含んだフードも老犬と相性が良いです。
老犬になると便の状態が悪くなることが多いです。
特に便秘や下痢は犬にとっても負担が大きいので、普段の食事でもって改善させてあげる必要があります。
そこで、乳酸菌を摂取させてあげると良いでしょう。
乳酸菌は、腸内に住む善玉菌のエサとなります。
この乳酸菌を多く摂取すことで善玉菌の数も増え、腸内の状態が改善されていくのです。
近年では、例えば犬用チーズのようなオヤツも多く販売されています。
犬はチーズを好み、また発酵乳は牛乳と違いアレルギーの元になる要素も少ないので大変オススメです。
またヨーグルトも乳酸菌が多く、そして半液体なので老犬でも食べやすいのでドッグフードにかけて与えてみると良いでしょう。

レトルトタイプのドッグフード

老犬にとって、フードは柔らかい物の方が食べやすいです。
何故ならば先述のように、歯や顎の力が弱まっているからドライドッグフードのように硬いフードは非常に食べ辛いのです。
ですので、レトルトタイプのようにやわらかい物がもっとも相性が良いといえます。
またレトルトタイプは材料が新鮮である物も多く、野菜を含んでいる場合は消化酵素であるペプシンを摂取することが出来ます。
ですので胃の負担を軽減することも出来るのです。

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